2023年08月10日

屋根修理費を抑える方法!火災保険の利用や補助金について解説

屋根修理費

しなければならない屋根修理を放置しておくと、雨漏りの発生や冷暖房機能の低下を招いてしまいます。しかし屋根修理費用は、決して安いものではありません。状態や種類にもよるものの、全体修理の相場は120万円から、200万円もかかるといわれているのです。ここでは屋根修理の費用を抑える方法、そしてトラブルなく屋根修理するために、屋根修理の業者の選び方における3ポイントを紹介しましょう。

火災保険が利用できる場合

屋根修理に火災保険が利用できるケースもあります。条件に当てはまる場合は火災保険が適応され、修理費用を抑えられるのです。

火災の場合

火災で屋根が破損した場合は、火災保険を利用して修理費を支払えます。ただし火災事故から3年以内でなければ、申請できません。理由は時間が経過すると、事故原因と破損との因果関係を立証することが、難しくなるからです。

<屋根修理に火災保険が適応となる条件>

  • 火災被害による破損であること
  • 被災から3年以内の破損であること
  • 修理工事の金額が火災保険の免除額を超えること※1

※1:火災保険には、保険会社で定められた金額(免責金額という)以下の補修は、自己負担で支払わなければなりません。どれほど火災による破損が大きくても、この免責金額を下回る修理費用は、火災保険の適用にはならないので注意しましょう。保険会社によって、免責金額や内容は異なります。一般的な火災保険の免責金額は、おおよそ20万円です。

台風などの自然災害で屋根が損傷した場合

火災保険が屋根修理に適用できるのは、火災の場合だけではありません。落雷・台風など自然災害で屋根が破損した場合も、補償の対象になります。そもそも火災保険は、予期せぬ突発的な災害や事故が原因で、家や家財への損害を補償するためのものです。

たとえば台風などの風災・雹災、雪災などが原因で屋根に損害を受けた場合もあるでしょう。その修理費用は、火災保険の補償対象です。また破損した箇所から雨漏りして室内にも被害が及んだ場合も、家財保険もかけていれば、火災保険で修理できます。ただし経年劣化が直接原因の場合は、火災保険の適用にはならないので、注意してください。

<火災保険対象になる自然災害>

  • 台風(暴風を含む)
  • 竜巻
  • 大雪
  • 雪崩
  • 雪どけ水による被害
  •  雹

屋根修理に利用できる補助金・助成金について

自治体によって内容や金額も違うものの、自治体ごとに屋根修理に関して、補助金・助成金の支援制度があります。条件をクリアしている場合は、補助金・助成金を利用し、屋根修理の費用を抑えられるのです。屋根修理に関わる補助金・助成金の支援制度についての内容は、各自治体の建築課を確認しましょう。また地方公共団体の住宅リフォームの支援制度などの、ホームページを検索すると情報を確認できます。

省エネリフォームの補助金・助成金

太陽光パネルや断熱材の設置など、省エネを目的で屋根修理をした場合、補助金・助成金が利用できることもあります。環境への配慮を目的にした工事には、補助金や助成金が出る場合もあるのです。自治体によって条件は異なります。たとえば東京都大田区では、工事費用の10%、上限額20万円の補助金が出ます。自治団体によって決められている条件をクリアしているかチェックして、申請してみましょう。

アスベスト除去に関する補助金・助成金

屋根修理にアスベスト除去の補助金が使用できる場合もあります。たとえば葺き替えの場合、法令により特別な撤去方法で行います。そのため屋根修理の費用のほかに、別途10万円~30万円の費用が必要です。「アスベスト対策費助成制度」という内容で検索すると、自治体で行っている支援制度の情報を確認できます。アスベスト除去の補助金は、あくまでもアスベストの露出している状態が条件です。そのためカバー工法も対象工事です。

耐震リフォームに関する補助金・助成金

耐震性向上を目的とした屋根修理・リフォームの場合、自治体から補助金・助成金が出る場合もあります。これも自治体によって内容は金額が異なります。利用を検討する際は、住んでいる自治体の建築安全係などに問い合わせて、チェックするようにしましょう。

屋根修理業者の選び方における3つのポイント

屋根修理だけではないものの、家の修繕工事の際は工事後のトラブルを回避するためにも、業者選びは大切です。工事の依頼は2~3箇所の業者から、相見積もりを取って選びましょう。ここでは業者選びの3つのポイントを紹介します。

実績のある業者を選ぶこと

ホームページや口コミなどで実績のある業者を選びましょう。屋根材にはさまざまな種類があります。業者によっては、依頼する屋根材の工事が不意得な場合もあります。自宅の屋根材に特化した業者探しも、工事後のトラブルを避けるひとつの方法です。

また修理する内容によっても、その工事を得意・不得意とする業者もあります。相談や相見積もりの際には、そのような点も業者に聞いて判断しましょう。屋根の修理では表面だけではなく、素人ではわからない内部の劣化や、損傷を判断してもらう必要もあります。内部を判断できる目利きの業者であるには、業者の経験や技術力が決め手でしょう。

破損箇所や劣化の原因をきちんと説明してくれる業者であること

なかなか施主自身で、劣化や破損箇所をチェックできないのが屋根の修理です。また根本的な原因がきちんと修繕されたかどうか、素人にはわかりません。根本原因を突き止めて、破損箇所や劣化の原因をきちんと説明してくれる業者は、優良業者です。たとえば優良業者は、破損箇所の写真を提示して説明してくれます。誠実で丁寧な説明があるかどうかは、業者選びのポイントのひとつです。

解決策を詳しく提案してくれる業者であること

屋根修理は表面だけではなく、根本的原因の解決が重要となります。屋根の破損と根本的な原因を突き止めて、解決策も提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。見積もりの内容や、担当者の対応の仕方でチェックしてみてください。適切な解決策も詳しく説明してくれる業者を選びましょう。

まとめ

屋根修理は、ある程度まとまったお金が必要です。費用を抑えるには、火災保険や自治体の支援制度などを活用して、補助金・助成金の活用を考えてみましょう。火災保険は火災による被害だけでなく、自然災害による被害でも、条件をクリアすれば適応できます。どういった状況で破損したのか、どのような工事をするのかは重要です。それぞれの条件をクリアしている修理なら、火災保険や補助金・助成金を活用すると、費用を抑えられます。また工事する際は、工事後のトラブルを回避するためにも、優良業者を選んで依頼しましょう。

静岡市葵区の「有限会社 森瓦」は、静岡市葵区や駿河区を中心に活動しています。御前崎市から沼津市を対象エリアに、屋根修理や屋根の葺き替え工事を承っています。街並みの景観に合わせて、さまざまな種類の屋根の種類を提案できるのは、弊社の強みです。また災害を最小限に食い止める機能を備えた、縦桟木工法での施工も可能です。屋根の劣化を放置すると屋根の腐食や雨漏りなどが発生し、冷暖房効率も低下します。お客様のご要望と予算感をお伺いし、メーカー問わずベストな屋根修理・リフォームをご提案いたします。ぜひともお気軽にお問い合わせください。